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zoom RSS The Mimosa's Day

<<   作成日時 : 2007/03/08 13:43   >>

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3月8日の今日は国際女性デー。イタリアではフェスタ・デラ・ドンナという女性の日で、男性が女性に(恋人・夫婦・お友達)日頃の感謝を込めてミモザの花束を贈るそうです。これを、“ミモザの日”というのだそうです。イタリアではこの日、街中がミモザの香りと黄と女性達のおしゃべりであふれるそうです。“ミモザの日”のことを知ったのは、2年前のことです。ミモザの花が大好きな私は、花粉症もなんのそので、花屋さんにミモザを購いに行きました。そうしたら花屋の店員さんが、「今日がミモザの日だってご存知ですか?」と言われたもので、いつも季語にアンテナを張っている私は、“ミモザの日”なるものをいろいろと教えていただきました。“ミモザの日”のことを聞いてから、ますますミモザの花が大好きになりました。



私がミモザの花に出会ったのは、確か高校1年生の終わりのころ。通学の途の乗り換えの駅の改札前の花屋に、黄があふれるように咲いているのを見かけたのが、ミモザと私の最初の出会いでした。それからは、花屋の軒先をあふれだしているミモザを見つけては、いつもの時間の電車に乗ることも忘れて、しばらくミモザの前に佇んでいたものです。
そんな16歳のある春の休日の昼下がり。部活の後の予備校での勉強を終え、友人とふたりでファーストフードに寄って、フライドポテトをパクついていたときでした。すわり心地のあまりよくない椅子にもたれて、窓の外を見ると、道を挟んで向かい側のカフェの窓辺に、私たちクラスの担任のA子先生が、男の人と向き合って座っているのが見えました。私が思わず声をあげてしまったので、向かいに座っていた友人もそれに気がつきました。「とうぜん、カレシだよね。」友人のつぶやきに、頷いた私。先生とカレとの間にあるテーブルの上には、花束が置かれていました。あの、あふれるような黄色の花は、ミモザ…。直感的に、その花が先生に贈られたものだろうと私は思いました。往来の人々の間に時折見える先生の笑顔が、いつもの先生とは違うように見えて、私も友人もそのまま黙ったまま、あふれるミモザの黄色と幸せそうな先生の横顔を眺めていました。先生の大切なものを垣間見てしまった気がして、その日のことは、友人とふたりだけの秘密にしておくことにしました。
高校の卒業を間近に控えていたころ、A子先生が結婚をして旦那様と一緒に渡米するという噂が流れました。私は友人とA子先生のところに赴いて、3年間の指導への感謝を伝えたついでに、あの日、先生を街中でみかけたことを打ち明けたのでした。A子先生はただただ頬を赤らめながら、恥ずかしそうに笑みを湛えていました。そして、旦那様になる人と一緒にアメリカに行くこと、心理学を勉強するためにアメリカの大学に入学することを決めた、私もあなた達と同じ大学一年生になるのと、先生も打ち明けてくれたのでした。そしてA子先生は、ミモザの黄の明るさのままに、アメリカへと旅立って行きました。
ミモザの日の今日、我が家も部屋のあちこちにミモザを飾りました。ミモザの花を見ていると、小さな幸福がたくさんあつまって咲いているように見えます。そんなミモザの花言葉は、友情、純愛、豊かな感受性。やはり、愛にまつわる言葉であふれている、ミモザの花なのです。

花ミモザつられ笑ひとなりにけり

☆出会えた季語☆  花ミモザ(季節・春)
☆Sweets Menu☆ Citrus Fruits Taltlet (シトラスのプチタルト)

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
Yumiさん、こんにちは。先生と生徒のやりとりがとてもほほえましくて、ミモザの儚く、可愛らしい花が目に浮かびました。女子校に勤務した時にも豊かな感受性があふれていました。今も、A子先生はきっとYumiさんとお友達のこと覚えていているでしょうね。
爽やかなタルトがおいしそう☆お皿とナプキンも、シトラスの香りを引き立ててくれるのですね。そういえば、おむすびのナプキンもさすがです。さっそく、早々に作ってみました(ブログにリンク貼らせてもらいました)。おいしいブログこれからも楽しみにしています。
☆heren☆
2007/03/15 12:23
yumiさん、こんばんは。タルトおいしそうですね。3月8日はミモザの日だったんですね。yumiさんの「花ミモザ匂ふ正午の鐘なって」が好きで、お昼休みに銀座の和光の時計台が鳴るたびにこの句をいつも思いだしていました。春風がミモザの匂いを運び、正午の鐘と共に幸せを運んでくれるような気持ちにさせてくれます。そして、今回の「花ミモザつられ笑ひとなりにけり」もやっぱり暖かい気持ちにさせてくれるものですね。
チューリップ
2007/03/15 23:06
☆heren☆様〜♪チューリップ様〜♪おふたりとも、コメントをありがとうございます。十代の頃の感傷を、懐かしく思います。herenさま、写真のナフキンは、“成城石井”で見つけました。シーズンズブログにある、おにぎりの柄物は、“かまわぬ(かま○ぬ)”の手拭いを使っています。チューリップ様、自身の拙い句ですが、チューリップさんの心にあることを嬉しく思います。和光の時計台の音色、銀座のときを刻み続けているようで、一層に音に重みを感じます。
Yumi
2007/03/16 12:27
yumiさん、こんばんは。「ミモザの日」初めて知りました。ミモザの黄って本当に幸せを分けてくれるような色ですね。また、先生との思い出も素敵です。
私もミモザを買いにお花屋さんをのぞいてみます。
えくぼ
2007/03/16 18:47
Yumiさんにミモザの素敵な句が多いわけが分かった気がしました。
高校生の年頃って噂好きなのに、先生のプライベートを黙っていたなんてYumiさんとお友だちの優しさが伝わってきます。その先生も素敵な先生だったんでしょうね。
いそひよどり
2007/03/16 20:00
えくぼ様〜♪いそひよどり様〜♪ありがとうございます。
A子先生は、石川ひとみ似の可愛らしい先生でしたが、教えてくれる教科は、地学と物理!地学はなんとかできましたが、物理の方は、A子先生の教えに応えることができず、サンザンでした。
Yumi
2007/03/16 21:04

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