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zoom RSS A Hearty Day

<<   作成日時 : 2007/03/03 15:29   >>

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東京はお昼過ぎになって、ようやく晴れ間がさしてきました。今日は、朝から雛の間を掃除したり、節句の祝いの膳の用意と、朝から忙しくしているYumiさんです。
お雛様は、立春を迎えたらすぐに飾り、雛祭りが過ぎたらすぐに仕舞うのが鉄則のようですね。そうしないと、お嫁にいけないとかなんとか…、それにまつわるジンクスもいろいろとあるようです。ですから、Yumiさんちでも娘に良縁が来ますようにと、早くからお雛様を飾っています。嫁いだ今でも、実家の母は毎年お雛様を飾ってくれているようです。有難いことです。


関東では、お雛様は向かって右、お内裏様は向かって左。関西では、その逆だそうですね。そう言われると、確かに大阪の親戚の家では、お雛様の並びがこちらとは違っていたような記憶があります。
お嫁に行くまで、実家のお雛様は毎年父が飾ってくれていました。小学生の頃は、雛飾りを手伝いたいと父に何度となく申し立てたのですが、父はそれを頑なに断っていつもひとりで雛飾りをしていました。ですから、只々雛が飾られていくのを父の傍らで見守るのが、私の雛飾りでした。今にして思えば、娘の良縁を願う父の気持ちが誰の手伝いをも拒んでいたのではないかと思うのです。父がいなくなってしまった今では、その真相は推測するほかはないのですが…。
雛を納めた桐箱を開ける瞬間、お雛様の顔を覆っている薄紙をとる瞬間、赤い毛氈、職人気質の父の手にのせられたお雛様と、幼心に心躍らせていたことを昨日のことように思い出します。雛が飾られると、とたんにいつもの床の間が明るくなるのです。そして、扇を持つお雛様の小さな指先、唇、目元、お内裏様の鼻筋など、見飽くることなくしばらくは雛の前に座して、雛の微笑みとともについついこちらも微笑みをもらっていました。実生活のなかでは、学年の終わりの時期だったり卒業を控える時期だったりで、いつになく心憂えることの多くなる頃で、少しの間お雛様を眺めて、お雛様の笑みを心に置いて出かけて行ったものです。
そうそう、父と母の結婚記念日は、この雛の日でした。父と母にとっては、家族で迎えるこの日はとても感慨深く、特別な日だったに違いありません。
不思議なもので、私が特に何を言ったわけではないのですが、我が家でも夫が雛飾りをします。幼少のころの自身と同じように娘が手伝いを申し立てますが、やはり夫はひとりで雛を飾ります。そんな夫の姿に、娘を思う父親の気持ちの深さが、雛を飾っていた父の思いが心温かく沁み通ってきます。
いつにも増して、お雛様の頬の艶と微笑みの豊かさを感じる、今日の雛祭。祝いの膳も、そろそろ出来上がりそうです。

児の頬を染めて雛の微笑みぬ

☆出会えた季語☆ 雛(ひひな) (季節・春)

☆Sweets Menu☆ Sakura-mochi (さくら餅)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「娘を思う父の気持ち」とても伝わりました。おひなさまは、早く片づけないとお嫁にいけない。なんてことを言われますが、お雛祭りの夕食時、晩酌でいい気持ちの父の決まり文句は「ふたりともいかなくていいからずっと出しておくか。」でした。これは、密かな本心だったのでしょうか?yumiさんちのお雛祭り、きっと素敵な雛の宴だったのでしょうね。
えくぼ
2007/03/07 14:51
えくぼ様♪娘を持つ父親はどこも同じですね。嫁に出したくない気持ちは、父親たちの本音のようです。結婚を決めたとき、結婚を許す代わりに父がひとつだけお願いしたことがあります。バージンロードを娘と歩いて、婿に引き渡す役だけは、絶対に否!だから、結婚式は神前式にしました。
Yumi
2007/03/08 14:04

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